ICCG法(不完全コレスキー共役勾配法)
あいしーしーじーほう
説明
連立一次方程式を解く反復解法の一つで、不完全コレスキー分解を前処理として用いた共役勾配(CG)法。圧力方程式ソルバーなどで使用されており、対角スケーリングのみの単純なCGより高速に収束する。ICCG法は大規模格子の線形方程式を効率よく解くために選択され、例えば対角近似前処理では収束しにくい場合にICCGに切り替えることで収束を安定・加速させる。