乱流
らんりゅう

説明

乱流は時間的・空間的に不規則かつ混沌とした渦運動を伴う流れであり、レイノルズ数が大きい場合に発生する。乱流中では大小様々な渦が生成・消滅し、これらが相互作用して流れ場を複雑化させるため、瞬時の速度や圧力がランダムに変動する。乱流は混合や熱・物質移動を促進する反面、正確な予測が難しいため、CFDでは乱流モデルを用いて平均的な効果を取り込む手法(Reynolds-Averaged Navier-Stokes, RANS)や、直接計算もしくは部分的に直接計算する手法(Direct Numerical Simuation, DNSやLarge-Eddy Simulation, LES)が用いられる。