プリズム要素
ぷりずむようそ

説明

プリズム要素は、底面と上面が合同な多角形(通常三角形)で構成され、側面が長方形からなる柱状の要素である。代表的には三角柱(5面体、三角形 2 面 + 矩形 3 面)がプリズム要素として知られ、乱流境界層のメッシュで広く使われる。壁面に沿った薄いプリズム層(レイヤー)を設けることで、壁法線方向の細かい解像と壁面の複雑な形状追従を両立できる。プリズム要素は壁面直交格子を形成しやすく、壁法則モデルとの親和性が高い。他の領域ではテトラ要素と組み合わせてメッシュを構成することが一般的である。