ヘキサ要素
へきさようそ
説明
ヘキサ要素は、6つの四角形面を持つ六面体セル(直方体や一般六面体)で、格子要素形状の一つである。構造格子の各セルは典型的にヘキサ要素であり、各セルが x-y-z の 3 方向に対応するエッジを持つ。ヘキサ要素は隣接セルとの接続が面ごとに 1 対 1 で対応するため、計算におけるフラックス交換や保存則の処理が簡明で、数値拡散が小さいという利点がある。また、同じセル数での体積占有率が高く、計算精度効率が高い。一方で、複雑形状への全面的なヘキサ要素適用は難しく、局所で他の要素形状と組み合わせて用いられることも多い。