構造格子
こうぞうこうし

説明

構造格子は、規則的な配列を持つ格子で、格子点が規則的なトポロジー(直交あるいは曲線座標系での碁盤目状配置)を成しているメッシュを指す。各格子セルは配列上 i, j, k といったインデックスで管理され、隣接関係が明示的に格子のインデックスで表現できるため、計算格子データの格納や差分の計算が効率的に行える。例えば、直交座標系での長方体セルの配列や、円筒座標系での同心円状セル配置などが構造格子の例である。構造格子は高い計算効率とメモリアクセスの良さを持つが、複雑形状への適用には座標変換やマルチブロック化が必要となる場合が多い。