レイノルズ応力モデル
れいのるずおうりょくもでる

説明

レイノルズ応力モデルは、乱流によるレイノルズ応力それぞれに対して輸送方程式を解くことで乱流を直接表現しようとするモデルである。6つの独立な応力成分 – ρ u’_i u’_j(対称テンソル)と、ε の計 7 方程式を解くため、二方程式モデルに比べて計算コストが高いが、乱流の異方性や二次流などをより正確に表現できる。例えば、90度曲がり管内の流れのように渦粘性モデルでは偏差が出やすいケースでも、RSM は各方向の応力を別個に計算するため、より現実に近い乱流応力分布を与える。収束の安定化や境界条件設定が難しい側面もあるが、高度な乱流解析に適したモデルである。