離散化
りさんか

説明

連続的な空間・時間で記述された支配方程式を、計算機上で解けるよう有限個の要素(格子点やセル、時間ステップ)に置き換えて表現する手法である。空間離散化では領域をメッシュで区切り、偏微分項を差分や有限体積法のフラックスで近似する。時間離散化では時間を小さな刻みに分け、時間微分を差分方程式に置き換えて逐次的に解を進める。CFDではこの離散化によってナビエ–ストークス方程式などの連続方程式を代数方程式系に変換し、数値的に流れ場を解くことが可能となる。