衝撃波・境界層干渉
しょうげきはきょうかいそうかんしょう

説明

高速流中で衝撃波が境界層と衝突し、互いに影響を及ぼし合う現象。衝撃波が境界層を厚くし剥離を引き起こす一方、剥離による膨張で衝撃波が形状・位置を変えるなどの相互作用が起こり、結果として流れの剥離や大きな圧力変動が生じる。これはラム圧回復の低下や振動(バフェット)の原因となり、航空エンジンのインテークや超音速機翼面で重要な課題である。CFDにより干渉による流れの剥離範囲や圧力分布を詳細に解析し、形状の改善や流れ制御策に活用する。