沸騰曲線
ふっとうきょくせん

説明

加熱面からの熱流束を縦軸に、加熱面の過熱度(壁温と飽和温度の差)を横軸にとって沸騰熱伝達の様式を示した特性曲線。典型的には自然対流→核沸騰→遷移沸騰→膜沸騰といった領域区分と、最大熱流束点である臨界熱流束(CHF)が現れる。沸騰曲線は沸騰現象の理解や設計上重要な指標であり、シミュレーション結果を評価・検証する際にも参照される。