格子起因剥離
こうしきいんはくり

説明

本来は付着すべき境界層が、格子解像度の不足やモデル切替えの不備により数値的に剥離してしまう現象。初期のDES手法では、細かすぎない格子でもLESモードに切り替わってしまい境界層乱流が減衰してしまうため、擬似的な早期剥離が発生することが指摘された。この問題に対処するため、境界層内では意図的にRANSモードを維持する遅延DES(DDES)によるシールドなどの改善が施されている。