完全流体
かんぜんりゅうたい
説明
完全流体(理想流体)とは、粘性(せん断粘性係数)や熱伝導を持たない理想化された流体であり、流体内部に摩擦によるエネルギー散逸がない。これに対し粘性流体は実際の流体のように粘性を有し、運動に対して内部摩擦(せん断応力)が発生する流体である。完全流体の運動は抵抗なく進むため減衰せず、支配方程式は粘性項を含まないオイラー方程式で記述される。
完全流体(理想流体)とは、粘性(せん断粘性係数)や熱伝導を持たない理想化された流体であり、流体内部に摩擦によるエネルギー散逸がない。これに対し粘性流体は実際の流体のように粘性を有し、運動に対して内部摩擦(せん断応力)が発生する流体である。完全流体の運動は抵抗なく進むため減衰せず、支配方程式は粘性項を含まないオイラー方程式で記述される。