レイノルズ分解
れいのるずぶんかい

説明

流体の瞬時物理量(例:速度場)を時間平均値と変動成分(乱れ)に分解する手法。乱流解析で、流れを平均的な振る舞いと乱流の擾乱に分けて考える際に基本となる操作で、RANS(Reynolds平均化ナビエ–ストークス方程式)の導出に不可欠である。この分解により登場するレイノルズ応力(乱流による見かけのせん断応力)を適切にモデル化することが、乱流モデルの課題(クロージャー問題)となる。