コヒーレント渦構造
こひーれんとうずこうぞう

説明

乱流中に一時的かつ局所的に現れる秩序だった渦の集団。乱流は一般にランダムだが、例えば後流中に周期的に形成されるカルマン渦列のように、一部に組織立った渦の列が現れることがある。これをコヒーレント渦構造と呼び、乱流の物質・運動量輸送に大きく寄与する。CFD結果の渦可視化によりそれら構造を把握することで、乱流モデルの検証や能動的流れ制御(渦の発生抑制・利用)の検討に役立てられる。