キャピラリ数
きゃぴらりすう

説明

液体の粘性力と表面張力の相対的な大きさを示す無次元数(Capillary number, \(Ca\))。\(Ca\)が大きい(粘性力≫表面張力)場合、界面が粘性によって変形しやすく、液滴が壁に付着して広がりやすい傾向を示す。逆に\(Ca\)が小さいと表面張力が支配的で液滴は丸まった形状を保つ。キャピラリ数は塗布・塗装やインクジェット滴のシミュレーションで重要で、例えばインク滴では\(Ca\)が大きすぎると吐出時に液だれし、小さいと分裂せず糸を引くような現象が起こるため、その範囲をCFDで検討する。