λ2-クリテリオン
らむだつーくりてりおん

説明

渦度ではなく速度変化率テンソルの固有値\(\lambda_2\)に基づいて渦を判別する手法。\(\lambda_2<0\)となる領域を渦領域とみなすもので、\(Q\)-クリテリオンと似ているが、せん断の影響をより排除した基準として考案された。CFD後処理で微細な渦を識別する際に用いられ、例えば自動車後流の複雑な渦構造解析では\(\lambda_2\)等値面によって渦の位置と強度を視覚化する。