逆カスケード
ぎゃくかすけーど

説明

通常のエネルギーカスケードとは逆に、エネルギーが小さなスケールから大きなスケールへ移っていく現象を指す。特に2次元乱流や特定の条件下で見られ、小さな渦が合体してより大きな渦へ成長することでエネルギーが大きなスケール側に伝達される。標準的な乱流モデル(例:Smagorinskyモデル)ではこの逆カスケードを再現できない場合があり、2次元流れの解析などでは注意が必要である。