非構造格子
ひこうぞうこうし
説明
非構造格子は、セル(要素)が任意の接続関係を持つ格子であり、一般に三角形や四面体などの多面体要素が不規則に配置されたメッシュである。複雑なジオメトリにも柔軟に適用でき、構造格子では難しい曲面形状や局所的な細密化に対応しやすい利点がある。一方、セルの隣接情報はリスト構造などで格納する必要があり、構造格子に比べてメモリ消費や計算時のアクセス効率が劣る傾向がある。非構造格子は有限要素法や有限体積法による汎用CFDソフトで広く用いられ、メッシュ生成ソフトによって自動的に生成されることが多い。