ストークス数
すとーくすすう

説明

固体粒子や液滴が周囲の流れにどの程度追随できるかを示す無次元時間尺度比(慣性力の指標)。粒子の運動方程式から導かれる緩和時間(粒子速度が流体になじむ時間)を流れの特徴的な時間で割って定義され、\(Stk\)が1より十分小さい粒子は流体の動きにほぼ追随し、大きい粒子は慣性で流れから脱離しやすくなる。CFDでは粒子輸送やサイクロン分離器の設計で重要で、例えばエアロゾルや燃料噴霧の解析ではストークス数に応じて粒子が壁面に衝突する割合を予測する。