圧力係数(\(C_p\))
あつりょくけいすう

説明

局所圧力と参照圧力(通常は自由流の静圧)の差を動圧で無次元化した係数。流体中の物体表面の圧力分布を評価する指標で、翼型表面の吸引力の大きさや超音速時の圧縮性効果を表す。CFDでは計算結果から物体表面の圧力係数分布を可視化し、揚力・抗力の解析やキャビテーションの発生箇所特定に用いられる。例えば、航空機の翼や自動車車体では\(C_p\)分布を見ることで空力特性を評価できる。