ワイセンベルグ数
わいせんべるぐすう
説明
流体の弾性力と粘性力の相対的な強さを示す無次元数で、典型的には流体の緩和時間とせん断変形の特性時間(逆のせん断速度)の積で定義される。値が大きいほど流体は弾性的な挙動を示し、高分子溶液など粘弾性流体の解析で重要な指標である。CFDでワイセンベルグ数が大きい場合、ダイラタンシー(せん断による粘度増加)など弾性特有の流れ挙動が顕著になりうるため、適切な粘弾性モデルの考慮が必要となる。