粘弾性流体
ねんだんせいりゅうたい
説明
粘性(流れて形が変わる性質)と弾性(元に戻ろうとする性質)を併せ持つ流体の総称。高分子溶液や溶融樹脂が典型で、流動中に応力緩和やひずみ遅れといった弾性効果が現れる(例えばせん断を加えると一時的に固体のような抵抗を示すが、時間とともに流れる)。CFDでは粘弾性モデル(例えばOldroyd-Bモデルなど)を組み込むことで、押出成形やインクジェットなど粘弾性流体の挙動(ダイラタンシーや緩和振動)を再現する。